
スピリチュアルな日常
自分らしくありたい
さて、前回の記事「心の調和」にてお話させていただいた、我が子の幼稚園での役員さんも無事に終え、後は次年度の役員さんへの引継ぎを残すのみとなりました。
次男君が卒園式を迎えたと同時に私の任期も終了し、何だか今、とっても気が抜けています。
役員活動を行ってきたこの1年間、「メンバー全員が、楽しく仕事をこなしてくれたら嬉しいなぁ」という一途な思いで突っ走ってきました。
昨日の夜、一年の出来事をず~っと振り返ってみたんです。役員のお仕事をしていた時は、私自身も活動がスムーズに運ぶようにと、無我夢中になって動いていたんだなぁって。
気の抜けた今、「同じ仕事をもう一度やりなさい」と言われたら、もうできないかもしれません (笑)
この1年間で私が得たものは、本当に大きな宝物になりました。今の私にとって、必要な経験であったのだと感じています。
ひとつひとつのお仕事を丁寧に、全員で力を合わせ色々なことを達成できたことは、心に残る本当に良い体験となりました。
そんな中でも、私にとっての一番の学びとなったのは、役員さん達との心の交流を通して得たものです。
それは何かと言いますと、「自分が、自分らしくあること」の大切さ、です。
私は常日頃、「どんな出来事もプラス思考で捉え、前に・前に進んでいこう!」と役員さん達に語りかけてきました。
私自身もやはり、常に前向きな人間でありたいと思いながら日々を過ごしているのですが、正直な所、人というものは、「完璧にポジティブであり続ける」というのは不可能なことなのですよね (;^ω^)
どんな世界においても「陰」と「陽」が存在するように、人の心もまた「ポジティブな面」と「ネガティブな面」があるからこそ 、自分自身の心の中でそのバランスを取り上手に生きているのですものね。
今考えると、役員さんになりたての頃の私自身は、随分と肩に力が入り気張りすぎていた部分が多かったのではないかな、と思いました。
役員全員を取りまとめる会長という立場で大人数を1つにまとめ、楽しくスムーズに仕事をこなしていくためには、私自身が弱音を吐いてしまったりネガティブな心を持ってしまえば、きっとみんなが不安になり一気に暗い空間へと変わってしまうのではないか、という恐れがあったのかもしれません。
なので、「みんなには絶対に自分の弱い姿を見せまい、ネガティブな空気を発すまい」と、常に笑顔を作り、自分を奮い立たせていたような気がします。
最初の頃は、本当の自分なんだけど、どこか不自然に張り切りすぎている自分がいて・・・
でもね、私は今回の役員さん達と接しているうちに、1つ気づいたのです。自分をそこまで奮い立たせる必要など、これっぽっちもなかったんだなって。
なぜなら私の1人力み(笑)とは裏腹に、今回の役員さん達、「自分」という人間を偽ることなく、とっても自分らしく素直に生きている人達ばかりだったのです。
自分の個性を、とっても大切にしている人達だったのです。
明るい気持ちの時にはとことん明るく、落ち込んで暗い気持ちになってしまった時には、それを無理に押さえつけることをしないで自然に表現する。
16人いても、1人1人が決して周りに無理をして気持ちを合わせるのではなく、相手を思いやる時には心から思いやり、意見がある時には遠慮しないでハッキリと言葉にし、怒るときには真剣に怒る。笑うときには心から楽しく笑う。
そんな、自分自身の心に正直な人 達ばかりでした。
弱い自分、ネガティブな心を見せるのは、決して恥ずかしいことじゃない。何でも1人で背負う必要はない。
ここには、ありのままの私自身を受け止めてくれる人達がいる。常に心の強い、明るい人間でいようとする必要はないんだなぁと思ったのです。
そんな、素敵な人達に囲まれているおかげなのでしょうね。私、この16人のメンバー達と一緒にいる時は、本当に居心地が良いのです (*^^*)
それはきっとみんなが、とても「自分らしく生きている」からなのだと思います。
そしてみんながみんな、各々の個性を認め、受け入れているからなのだと思います。
常に明るい Akikoちゃんはこれからも変わることはないと思いますが、これからはもっと自分自身の「心の声」にしっかりと耳を傾け、自分という人間をありのままに、素直に受け止めていこうと思います。
焦ることなく、気張ることなく、時にはネガティブな一面も見せつつ、自分自身の心に正直でいること。ネガティブな一面を自分の中から消し去ろうとするのではなく、その 気持ちとどの様にして上手く付き合っていくか。
弱い部分も、時には感情的になってしまう自分の心も、否定するのではなく、認めてあげること。
いつでも完璧な自分を求める必要はないのですよね。そんなすべてのことを自分自身の大切な一部として認め、受け入れ、愛してあげることが大切なのですよね。
メンバー1人1人の個性を今、とっても愛おしく感じています💜
(平成20年5月 記)