top of page
c00182-001e_edited.jpg

スピリチュアルな日常

​それでも、強く生きていく

今回の記事では、かなり個人的なお話をさせていただこうと思います。


今、このHPに書き記すことが自分自身にとって必要な気がしました。

長くなりますが、どうぞお付き合いくださいね (*^^*)


 

・・・人生って、本当に様々な出来事が起こりますよね。その出来事は、必ずしも自分にとって良いことばかりとは限りません。


時として「こんなことが、本当に自分の身に起こりうるのか」という、信じられないような出来事さえ、ある日突然、容赦なく襲ってきます。


例えばその出来事が自分にとってだけの問題ならまだしも、家族全員を巻き込んでしまうような、今後の人生を大きく左右するような大問題だったらどうでしょうか・・・?


私達人間は、自分にとっての大きな問題に直面した時、心の中に抑えきれないほどの不安や恐れを抱きます。その問題に対してどのように対処をしたら良いのかが分からずに、ただただ動揺するばかり・・・


人は困難な状況に直面した時、その辛さからより一層ネガティブな事ばかりを考えてしまい、苦しみからなかなか抜け出せずに、心にもない行動を取ってしまうこともあります。


今からお話する内容は、すべて私事なのですが・・・

実は、私達家族は今、とても大きな問題に直面しています。


プライベートなお話なので詳しい内容はご説明できませんが・・・、正直なところ、私自身も自分の人生の中でこのような問題が起こるだなんてまったく想像もしていなかったような出来事です。


私達が普段何気なく送っている日常生活の中では、とうてい考えられないような異例な事件です。

この大きな問題に直面した時、逆境に強い私でさえも、想像を絶するような強い恐怖心と、激しい動揺を隠すことができませんでした。


もしかするとこの問題が、後々には家族だけにとどまらず、周囲にいる人達にまで悪影響を及ぼすのではないか。と考えた時、本当に心が痛くて苦しくてなりませんでした(警察・新聞沙汰になるほどの一大事だったため)


実は今回の大問題とは、我が家が直接蒔いた種ではなく、第三者に巻き込まれたような状態なのです。


「人間という生き物が、清い心で生きている人達ばかりではないのだ」という生々しい現実を改めて痛感させられました。


しかし巻き込まれるには、巻き込まれるなりの理由もあります。こちら側にも、人としての未熟な部分があったのです。


ほんの数日前の事件が起きた当日、いつもと変わらぬ平和な朝を迎えるものと思っていた私のところに、突然突きつけられた厳しい現実は、私の心を激しく落胆させました。


「この先、私達家族はどうなってしまうのだろうか・・・」と、私の頭の中は、大きな不安と恐怖に襲われていました。


しかしそんな中、この様な一大事であるにも関わらず、私はもうひとつ違う感情を抱いていました。


それはどのような感情か、というと、「こんな時こそ、私が家族を守らなくては」という強い意志です。


「夫婦揃って動揺してしまうことで、冷静な判断をおろそかにしてはいけない」と考えたのです。心の中に動揺を抱えつつも、家族達に不安な姿だけは絶対に見せぬよう細心の注意を払いました。


現在私達の身に起こっている問題は、すぐに解決できるような単純なものではありません。この辛い状況に一筋の光が差し込むまでには、かなり長い時間がかかりそうです。現時点では先がまったく読めない状態なのです。

ならば私は、この先の道をどのような心持ちで過ごしていけばよいのか・・・



色々悩んだ末に、私は1つの答えを出しました。その答えとは・・・、

今までと変わらぬ自分自身でいること。



私達の長い人生には、幾度も大きな波が訪れ、様々な困難と出会います。


今、私達家族にはちょうど大きな波が押し寄せていて、グッと辛抱しなくてはならない時期が来ているんだと思うのです。


でも波とは、押し寄せる時があるように、必ず引く時もやって来ます。

太陽が沈んでも、次の朝にはまた必ず昇ってくるように・・・


今の私にできることは、マイナスな出来事を決してマイナスと捉えずに、自分の人生を見つめなおす良いきっかけをいただけたと思い、謙虚な心で生きること。


表面的な現実ばかりに惑わされずに、自身に直面している試練を、勇気を持ってありのままに受け入れ、乗り越えてゆく心の強さを持ちたい。


日常の、ほんの少しの出来事さえも心から楽しみ、感謝し、明るい心で生きていきたい。


人として大切なのは、地位でも名誉でも、お金でもない。大切なのは、愛する人達がいつもそばにいて、笑顔でいてくれること。


人間、生きてさえいれば何だってできる。私は今後たとえどの様な苦難が訪れたとしても、いつも家族達と一緒に笑っていたい。



今回の事件が発覚してから、人と顔を合わすことが少々怖くなってしまった私は、しばらくの間外出することを極力控えるようになっていました。


しかし、「このままずっと家にこもっていたところで、当の問題は何も解決しないんだ。クヨクヨばかりもしていられない」、と思い立った私は、勇気を出して1人で散歩に出かけてみたのです。

するとどうでしょう。

外の空気は私達がこの様な状況であるにもかかわらず、いつもと変わらずに、とても穏やかなのです。私の周囲を取り巻く風は、いつもと変わらずにとても優しいのです。


外の景色はいつだって変わることなく、穏やかに、ゆっくりと時を刻んでいるのですよね。

そんな何気ない外の景色を見ていたら、何だか自分の悩みがとてもちっぽけに感じられて、ついさっきまでの不安や恐れがなくなり心がとても落ち着きました。



私達は、どのような辛い状況に身を置かれたとしても、その先の道をどう歩んでいくのかは自らの意志で選択することができるのですよね。


置かれている状況をすべて悪い方向に捉えて、悩んだり苦しみ続けるだけで終わらせるのか、それともその試練を、自分の人生のステップアップに繋がるチャンスだと捉えて前へと進んでいくのか。


どんな状況であったとしても、笑顔でいることはできる。幸せだから笑うんじゃない。私達は、幸せを呼び寄せるために最高の笑顔を作るんだ。



そうなんですよね。

辛い時だからこそ、笑顔を忘れないでいることが大切なんですよね (*^^*)



そして私は、ふとこう思いました。


現在置かれている様々な状況はもしかすると、私が今生に生まれ来る前、自分の成長を促すために計画した魂の課題の1つなのかもしれない、と。


私が自身に与えた課題なら、乗り越えられない試練は絶対にない。と。



災いを振りまいた当事者も、自分が犯してしまった事の重大さに気づき、これからはきっと心を入れ替えて謙虚な人生を歩んでくれる事と信じています。


(平成20年9月 記)


bottom of page