
天命を生き、より豊かな自分を創る3大要素
Step3 自身の霊的な守護力を高める
「お蔭さま」という存在からのご守護をいただく

私達は現在、人としてこの世を生きていますが、その裏には「お蔭さま」というとてもありがたいご存在がいて、霊的な守護をいただきながら生きていることを皆さんはご存知でしたか?
私達を守護してくださっている沢山のご存在の中には、守護霊・指導霊・守護先祖霊の他にも、守護神・守護仏と呼ばれる神仏達がいらっしゃいますが、その守護のご存在達の「中心」となっているのが、「産土神社(うぶすなじんじゃ)」という場所におられる、「産土の大神さま(うぶすなのおおかみさま)」です。
産土神社、この言葉を初めて聞かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これはどういう神社なのかというと、「自分が産まれた土地に宿っている、自分にとって一番大切な神さまとお会いできる場所」のことを指します。
産土の大神さまとは大地に宿っている大自然神のことで、人間がこの世へ産まれ出てくる時に「産霊(むすび)」の力によって、あなたの魂(一霊四魂)と産まれる土地を「縁結び」してくださる、神様の「親」とも言えるご存在です。
産土の大神さまは、あなたのことを産まれた時から死後まで生涯にわたって守護し導いてくださる、最もありがたい「お蔭さま」なのです。
この世に肉体を持って産まれ、人はいつも自分1人の力で生きていると思いがちですが、実は多くの眼に見えない「お陰さま」によって常に守られ、共に生きています。
日本に古くから伝わる「お陰さまで」という言葉は、自分の傍にいるご存在、つまり自分のことを陰で支えてくださっている「産土の大神さま達に感謝する」という意味が込められているんですね。
産土の大神さまをはじめとする守護神達は自分自身の魂のルーツでもあり、自らの霊体と直につながっています。ですので、私達を守護してくださっているご存在達すべてが、「自分自身の一部でもある」と言えるわけです。
この世の生きとし生けるもののすべてに「陰と陽」(森羅万象:大自然の法則)があるように、私達人間もまた、「自分(陽)/ お蔭さま(陰)」という関係のもとで1人1人の生命が成り立っているということを認識しておいていただけると、あなたのことを陰で守ってくださっている守護のご存在達がとても喜ばれると思います。
ちなみに、魂のルーツというのは人それぞれ違い、私達は自分の魂と「神縁」のある土地から産まれてきますので、同じ家に住み、同じ両親から誕生した兄弟であっても産土神社(魂の故郷)は1人1人場所が違います。
とても興味深い話なのですが、同じ時期に母親の胎内で育った双子でさえも、産土神社は各々違う場所であることが多いそうです。

ご自身の産土神社を知り、そこへ参拝に行かれると、産土の大神さまとの絆が太くしっかりと結ばれます。
産土の大神さまは自分の存在に気づいてもらえたことをとても喜ばれ、いっそう守護してくださるようになります。
お蔭さま達の主の目的は、自分の守護している人間が人の道に背かず正しく人生を歩み、さらにその過程で現世に産まれてきた霊的使命を完遂できるようサポートすることです。
残念ながら「他力本願な望みを何でも叶えてくれる」ということはないのですが(笑)、「自分の力で幸せな人生を実現する」と私達が心に強く決めた時、見えない力を駆使し大いなる後押しをしてくれます。
お蔭さまは私達人間が自ら決意をし、行動を起こすことによってその偉大なる守護の力を発揮してくださるわけなのです。
さて、以上の内容をお読みになり、大体ご理解いただけたのではないでしょうか?
そうなのです! 産土神社こそが、私達にとって最強のパワースポットです。
有名で大きな神社などへ行かれる前に、まずはご本人と「縁(えにし)」ある神社へご挨拶に行くことがご開運するための一番の近道です。
就職や結婚・病気・家庭内の問題・精神的な悩みなどで行き詰ったとき、産土の大神さまは多大なる支えとなってくださいます。ぜひ一度参拝して、ご自身の守護力・開運力を強化されてくださいね。
様々なご利益を求め、的の外れた神社でご祈祷したり御札をもらって祀ったりしても、実のところあまり効果はありません。
現時点であなたがどのような神仏とご縁が深いのか、またどの神社が自分にとって一番神様とつながりやすいのかをお調べし、正しい方法で「神仏と向き合う」ことがご自身のさらなる開運へとつながっていきます。
産土神社や鎮守(ちんじゅ)神社へ参拝に行くと、「私だけを守ってくれる神様がいる」という気持ちを強く感じることができるため、自然と「感謝の度合い」も高くなり、ご自身の波動も上がって低い(ネガティブな)波動を呼び込みにくくすることができます。
産土(鎮守)の大神さまはあなたとのご縁が一番強く、「魂の親」と言っても過言ではありません。いつでもあなたを「自分のかわいいわが子」のように愛し、守ってくださろうとしています。
産土・鎮守神社へ参拝したほうが一般神社へ行くよりも祈りが通じやすい・効果が現れやすいというのは、実はそういう理由からなのです。

ではここで、ご自分の産土神社が遠方にある方達は(今は東京に住んでいるけど生まれた土地が九州である場合など)参拝したくてもなかなか行くことができないですよね。
そのような場合は、鎮守神社(ちんじゅじんじゃ)に参拝することでご自身の産土の大神さまと繋がることができます。

鎮守神社は現在住んでいらっしゃるご自宅の近くにあり、産土神社と神縁のネットワークで繋がっている神社です。遠方へ嫁いだりお引越しなどをされてどうしても産土神社に参拝できない方は、ぜひ鎮守神社へ足を運んでみてくださいね。
産土神社を知り、自分を守護してくださっている神様の系統を知ることは、自身の魂のルーツを知ることでもあります。
自分の使命や天命を知りたい、何のために産まれてきたのかを知りたい、どうしたら思い通りの人生を歩めるのかを知りたい、もっと健康で豊かになりたい、などと思っている方はぜひ一度、「自分を一番に守ってくれる素晴らしい神様」のもとへご挨拶に行き、お蔭さまパワーを思いっきり強化しちゃってくださいね。
自分(陽)とお蔭さま(陰)
2つが1つ(陰陽調和)になればパワーアップ間違いなし!です。