
天命を生き、より豊かな自分を創る3大要素
Step2 シャドーコンプレックスの改善
チャクラに関わる、もう1つの重要な気の通り道

<ナディの構造>
宇宙からのエネルギーである、プラーナ(気)が通る道を「ナディ」と言います。
このエネルギーを、第2チャクラから上昇させることをヨガでは「クンダリーニ上昇」と言い、クンダリーニはナディを通って、人と生命、精神や身体のコントロールをするエネルギーの出入り口となるチャクラに流れ、必要に応じてチャクラからエネルギーを放出すると考えられています。
ナディは人間の体内に72.000本あるとされていて、その中でも重要な働きをしているのが「スシュムナー・イダー・ピンガラ」という3本の管です。これらの管は、人体のエネルギーセンターであるチャクラと密接に絡み合って機能しています。
スシュムナー管は私達人間の「執着する気持ち」、イダー菅は「無知からくる迷い」、ピンガラ管は「怒り」などのネガティブな思考から、上昇する流れが滞ると言われています。


スシュムナー管(気の通り道・ナディの中心)には様々な障害(ブレーキ)となるものが色々溜まっています。
例えば、先祖や前世から引き継いだカルマ、自分自身や他者からのネガティブな思念魂、幼少期のトラウマ、土地や建物・霊的な存在の影響です。
スシュムナー管は、別名「シャドーコンプレックス」とも表現され、私達の無意識層(潜在的な性格)とリンクしています。
シャドーコンプレックスはユング心理学において、無意識の中にある「顕在意識と正反対の性の性格」「抑圧されたわだかまり」であると説かれており、自我が成長することで「自我と正反対の性格を持ったシャドーというコンプレックスが無意識中で発生する」といわれています。
そして抑圧されていたネガティブで非合理なエネルギーは、ある時期になると捌け口を求めて現実に噴出してきます。
日本人は特に繊細な感受性を持つ方が多く、日頃から「自分の本音を出さない・無理をしすぎる・どちらかに偏る」という傾向が強いため、その分様々なストレスを抱えシャドーが溜まりやすい体質だと言えます。
何事に対しても適度に力を抜き、可能な限り、偏りのない自分自身を保っていくことが大切です。どんなことでも無理をしすぎてしまうと、結果的には自分自身を追い込み、様々なトラブル(精神的困難や肉体の病気)を自ら招くことになってしまいます。
シャドーコンプレックスは心の様々な制限となり、ご本人が幸せになろうとする思いや行動にブロックをかけています。
ブレーキの根本的原因を解明し、改善していくことで、その方本来の人生(天命)を歩むことがスムーズになっていきます。
自分のシャドーと向きあい、表の自分と調和(心の中の陰陽を上手に融合する)させてあげ、心も身体も健康で豊かな人生を創造してみませんか?

日頃からネガティブなエネルギーを多く放出しているとシャドーがどんどん溜まり、さらに低い波長を引き寄せ悪循環な状態に陥ってしまいます。
「波動同調」の法則により、同質の波長をもつものを自らが引き寄せています。
つまり、周囲の人間関係や自分の身に起こる様々なトラブルは、ご自身の「心のあり方を映し出す鏡」なのです。