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魂のお話 ~私の運命を変えた一人の少年~

25 私の魂の故郷 前編

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今回は、ちょっぴり面白いお話を1つご紹介させていただこうと思います。

皆さんは「魂の故郷(霊界)」と聞くと、どの様なイメージを持たれますか?

きっと言葉の通り「自分がこの世を去った時に行く場所。もしくは前世などで自分の魂がいた場所」といった雰囲気で捉えられる方が多いのではないでしょうか?


おそらく、現実を生きている自分とは無関係の世界だとお思いなのでは・・・?

実は私も最初「魂の故郷」とは、現実の私自身とは一切繋がりのない所だと思っていました。


時は少しさかのぼり、平成19年2月頃のことになりますが、私がある方に過去世鑑定を依頼した際、「魂の故郷」についてのとても興味深い鑑定結果をいただいたことがあるのです。

当時私は、このHPでよくお話をさせていただいていたイギリス人少年パトリックとの、過去世においての魂の関係を視ていただくために、数名の方に過去世鑑定を依頼していました。


鑑定時、特定の人物との過去世における関わりを探っていく際、その相手ともし魂の繋がりがあった場合には、大体は、私が転生をしてきた過去世の中から関係性が浮かび上がってくることがほとんどなのですが・・・


ある1人のカウンセラーさんからいただいた鑑定結果の内容は、いつもと少し違った面白いものでした。


私とパトリックの魂の関係を視ている時、カウンセラーさんの脳裏に浮かび上がってきたヴィジョンとは、過去世ではなく、なんと「霊界」だったそうなのです。


私とパトリックは現在「現実」という世界に生きていながら、同時に「魂の故郷(霊界)の中で、一緒に過ごしている2人の姿」が見えてきたのだそうです。



理解に苦しまれる方もいらっしゃると思いますが、まずはその興味深い鑑定結果をご覧いただきましょうか。魂の故郷に関する詳しいご説明は、後ほどさせていただきますね。


 

鑑定結果 Akko さんとパトリック君との魂の関係

 

白くて長いドレスのような服を着た女性が、美しい森の中にいるのが見えます。近くには清流が流れていて、それこそロココ調の絵画に描かれているような、優しい自然に抱かれた風景です。

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その女性は、静かな流れの川面に自分の姿を映してみます。遠くには虹がかかっていて、渡り鳥の鳴き声も聞こえてきます。


建築物のようなものはどこにも見あたりません。気温は暑くも寒くもなく、空は青く本当に静かで、まるで永遠の時間がそこにあるような光景です。


しばらくすると、馬にまたがった1人の青年がどこからともなく現れて、馬を走らせはじめたかと思うと、そのまま空へと駆け上がっていきます。彼はひとしきり空を駆け回ると、やがて女性のところに戻ってきて手を差し伸べ、自分の後ろにまたがるように引き上げます。


そしてそのまま遠くの山脈まで、まるでディズニー映画のようなシーンが繰り広げられます。空には、ダイヤモンドのような巨大な水晶が輝いていて・・・


・・・ああ、これは前世とかの光景ではないですね。霊界でのワンシーンですね。


もちろんこの白いドレスの女性が、Akko さんです。でも外見は日本人ではなく、外国人の女性の姿をしています。


そして、先ほど馬にまたがっていた青年ですが、どうも彼がパトリック君のようです。

彼は、霊界では少年ではなく青年の姿をしています。この世においては少年であっても霊界ではその様な年齢はまったく関係なく、魂そのものが成熟している人の場合、霊界では立派な大人の姿だったりするのです。

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Akko さんがご自身でお感じになっていた、とおっしゃっていた通り、Akko さんはもともと英国系の霊団に属していて、就寝時にはいつもそちらのグループに戻っているのだと思います。

霊界においては、この世での血縁関係などはあまり関係がありません。その人の「魂のレベルと調和度」でグループが形成されますので、誰々はどこの子ども、誰々は夫婦、といったような概念が希薄、といいますか、全然ないのです。


それよりも、どの霊団のグループに属していて、何をしているか。という部分が自己アイデンティティになります。


霊界での Akko さんの様子を見てみますと、前世当時の幸せだった記憶が、そのまま具現化しているような感じです。前世では、何か特に目立った事をされたわけではなかったようですが、英国の田舎の地方での静かな暮らしの中で、ご自分の心の世界をちゃんと築いておられたと思います。

この世での人生経験の記憶、つまり前世の記憶は、亡くなった後にいったん昇華されます。つまり、あなたのエッセンスとなる部分だけが魂の主たる記憶となり、Akko さん本人のオーラを形成するのです。魂というものは常に本質を求めますので、その人の魂の根幹部分だけが残されて活かされるのです。

もちろん、Akko さんが英国にて生きておられていた頃の前世の中では、ただ美しいばかりの人生ではなく、人間界のドロドロとした出来事も少なからずありました。しかしそういったものをすべてそぎ落として、最後に残った「コアな部分」が、霊界での、現在の Akko さんの姿であるということです。

これはとても幸せなことです。通常人間界のドロドロ系を持ったまま、霊界で過ごしている人が沢山いますからね。


では次に、Akko さんが所属する霊団にどの様な人がいるのかを見てみましょう。


まず、巨大なスクリーンのようなものに絵画を描いている芸術家。それから白いバッファローのような動物。鈴のような物を持って輪になって踊っている子ども達。


そして、花をつけた大きな樹木に向かって、歌を歌っているテノール歌手(彼が歌うと白やピンクの花が咲き、その花びらが動いてそれは美しいです)

全体を見渡すと、まるでシャガールの絵のような光景です。彼らはお互いに邪魔することなく、でも時には皆で集まってミーティングを開く。など、個性と協業の調和が図られているグループですね。​遠くには山脈があり、その山の向こうにはまた違う霊団があります。


Akko さんの霊団には数十名のメンバーがいるようですが、その人数に比べて土地がメチャメチャ広く、冒頭の、清流の流れる広々とした田園風景、これひとつがすべて Akko さんのものです(所有という概念ではないです)


仲の良い魂達とは、心を向ければ空中や水中に彼らが現れるので寂しさなど微塵もありません。ただ大自然の懐に抱かれて、自分もその絵画の一部になっている、そんな雰囲気なのです。


不平も不満も何もなく、あるのはただひとつの幸せな気持ちだけです。


普段家は特にありませんが、来客があったときに望む形や広さの家を、想いの力で創造してしまうんですね。豪邸もあれば、時にはログハウスもあり、といった感じです。

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よって、パトリック君と Akko さんは、魂の故郷が同一であるか、または非常に近いところにある、という捉え方が正解だと思います。


この世的には、前世で親類関係であったとかなかったとか、ついそういう見方をしがちです。


しかしそれは、この世の人間関係の概念自体が、「親兄弟」「恋人」「夫婦」「子ども」「友人」「他人」という、6つのパターンに分類されることに慣れているからです。


霊界においてはこうした分類がすべて外されて、あくまで魂の調和度によって「類は友を呼ぶ」の法則で集合する為、この世的な尺度は全く関係がなくなります。

いずれにしても Akko さんの魂の故郷は素晴らしいところであり、逆に言えば、いつもその霊界の故郷にいる時の、自分の心の状態を現実にも投影し、ひとつのサンクチュアリ(聖なる場所)を実現することが、今後の人生での、Akko さんの一番の課題になるだろうと思います。

 

以上が鑑定の結果でした。

どうでしたか? 面白いでしょう? 

実は私も最初は意味がよく分からず、鑑定士の方にじっくりと説明をしていただきました (*^^*)


では、冒頭でお話した「魂の故郷」とは、どの様な世界のことを指すのか。後編にて詳しくご説明してみようと思います。

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