
魂のお話 ~私の運命を変えた一人の少年~
12 私達は、宇宙を通して繋がっている

私は数年前まで、自分が過ごしているありがたい環境や様々な出来事、大切な家族の存在などを、「そこに、それがあることが当たり前」のような感覚で生きていました。
自分が置かれている、素晴らしい現実世界に対するの感謝の心は、正直言うとあまりなかったかもしれません。
ところが最近、その当たり前だと思っていた家族と一緒に過ごす何気ない毎日の暮 らし、そしていつも変わることのない近所の町並みや周囲を取り巻く空間が、なぜだかものすごく「美しく」見えるのですよね。
私的には、例えば壮大な山であったり、広い海であったり・・・、自分にとって何となく特別だと思えるような環境を美しいものとして捉えていたのですが、きっと本当の美しさとは、この世に存在する、すべてのものにあるのでしょうね。
今、私が存在しているこの場所に、とっても穏やかな幸せと美しさを感じるのです。
朝起きて、主人や子ども達を元気に送り出し、サンサンと照りつける太陽の光を眺めているときの、とてもすがすがしい朝の美しさ。
昼、人々が笑顔で交流を交わし、活気に満ちあふれている近所の町並みの美しさ。
夜、日中の騒々しさがシンと静まり返り、真っ暗な空にポツリ。と輝いている月や星、空気の透き通るような美しさ。
「今自分は、この広い宇宙の中で生かされているんだなぁ」という思いが、感謝の気持ちと幸福感でいっぱいにしてくれるのです。
そして、朝昇った太陽が9時間後には、イギリスにいる私の 大切なソウルメイトである、パトリックの住む街を温かく照らしている。
夜、私が我が子達と「キレイなお月様だねぇ」と感動していた月が、9時間後にはまた、ソウルメイトの住む町を美しく照らしている。
たとえ遠く離れていても、私達の魂はいつでも、この限りない宇宙を通してひとつに繋がっている。
ソウルメイトである彼もまた、同じものを美しいと思い、感動しながら見ているのかなぁ。なんて思うのですよね。
いくつもの過去世で、同じ時を過ごしてきたソウルメイトが、今生では同じ国の人間として、そして身近な存在としてめぐり会うことはできなかったものの、この時代を再び共に生きていること。
それだけでも、きっとひとつの「奇跡」と言えますよね。
毎日が、温かい光に包まれているような気がしています (*^^*)
(平成19年7月27日の出来事より)