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筆者の不思議体験

子ども時代の奇妙な出来事

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今回は、私が子どもの頃に体験した不思議な出来事をお話しようと思います。

・・・あれは確か、小学校3年生くらいの頃のことだったと思います。

私はある日、ひとつの夢を見ました。

(以下、夢の内容)

 

私は、自分が通っていた小学校の校門前にいます。校門の脇には大きな木が1本立っていて、その木の下に誰が人がいました。(実在した場所です)

なにやらその人物は、木の枝に人を吊り下げ(腰にロープを巻きつけた状態で吊るされている)、「お仕置き」とでもいうのでしょうか・・・、吊り下げている人のことを棒でバシバシと叩いているのです。


私はその光景がとても恐ろしくて、「あの人に見つかってはいけない」と思い、校門の影にひたすら姿を隠しその状況を見守っていました。



それからしばらくした時、棒で人を叩いていた恐ろしい人物が私の方に振り返ったのです。その時、その人物の顔がハッキリと見えました。

顔を見てビックリ・・・! 

人を叩いていた人物とは、なんと私の父親だったのです。


私は、自分の父親がこんな恐ろしい行動をしているという事にとてつもない驚きと恐怖心を抱きました。そしてその後もしばらく暴力行為は繰り返され、私はただただ、恐怖心を必死にこらえて状況を見守るしかありませんでした。


 

・・・以上が、私が見た夢の詳細です。夢の中の光景があまりにもリアルだったもので、目が覚めてからもしばらくの間驚きと恐怖心がとれませんでした。

そして朝起きてすぐに、父親に確認している自分がいました。「昨日の夜中、学校に行かなかった?」って・・・



すると父は、「な~んでオレが、真夜中に学校まで行かなくちゃなんないんだ?」と笑って言いました。


「そうだよね。やっぱりただの夢だったんだよね」とホッと胸をなでおろしたのもつかの間・・・

その日いつものように学校へ行くと、クラスメイトの男の子が1人、私のほうに寄って来てこんな事を言い放ったのです。



「おまえの父ちゃん、学校の門の木に人を吊り下げて殴ってたべ~」

(当時仙台に住んでいたので、仙台弁です)


・・・・・ええ~~!!??


何でこの子が夢の内容を知っているのかと、驚きを隠せませんでした。だって私、夢のこと、父親以外の誰にも話してないんです・・・

男の子は、「それは私が夢で見た内容だ」と説明してもまったく取り合ってくれず、父の事は現実だとしつこく攻めてきて、その状況に耐えられなくなってしまった私は教室で大泣きしてしまいました。



・・・そしてその日の放課後、学級会で例の話が取り上げられ、クラスメイトの男の子は「根拠もないことで人の気持ちを傷つけてはいけない」と先生に叱られました。


男の子はとりあえず私に謝罪をしてはくれたのですが、その時とても怖かったのは


謝った後にボソッと


「だって、ホントなんだからしょうがね~じゃんか」

と言ったのです。


結局話はそれで終わったのですが、今でも思い出すと不思議で仕方がありません。


私とおなじ夢を、その男の子も同時に見ていたのか。そうでなければ、父が現実で本当にやった事をその子が目撃していた・・・!?


いや! それは絶対にあり得ないと思うし・・・

考えれば考えるほど、奇妙で不思議な出来事でした。



みなさんも、こんな体験をしたことはありませんか?

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