
筆者の不思議体験
前世のなごり 2

前回の「前世のなごり 1」のお話はいかがでしたか?
皆さんの中にも、このような面白い体験をしている方がいらっしゃるかもしれないですね。
さてお次は、私の過去世にまつわる体験談パート2をお伝えさせていただこうと思います。これからお話させていただく過去世もまた、今生の私にとても良い意味で影響を与えてくれている過去世です。
実をいうと、この過去世が私にとっては自分の魂の「核」となる部分、つまり、私自身の「魂の本質」を探求するためのきっかけとなったとても重要な過去世です。
この過去世を知ることができたおかげで私は、自分自身が今生において何を成し遂げるために生まれてきたのかという、魂の大きな役割と意味を知ることができました。
それでは、まずはその過去世の内容をご紹介させていただきたいと思います。
前回ご紹介した、私の過去世の1つは「ネイティブ・アメリカン」でしたね。
この時の過去世は、比較的今生に近い時代を生きていた頃の魂の経験だったそうなのですが、今回の過去世は、ネイティブ・アメリカンだった頃の過去世よりさらに昔へさかのぼります。
(以下、鑑定士の方からいただいた結果です)
時代は、「中世のヨーロッパ」です。
Akko さんはこのヨーロッパ時代を生きていた頃の過去世が最も印象強く、今生の Akko さんとの結びつきがとても深い過去世になります。
・・・場所を断定はできないのですが、ヨーロッパのどこかであることは確かです。
あなたはとてもオシャレな帽子をかぶり、レースの襟をあしらった、当時の貴族を思わせるような衣装を着ている姿が見えます。そばには小学生くらいの、金髪の可愛らしい息子さんが立っていてあなたは1~2歳くらいの娘さんを抱いています。
どうやら今のご主人とは、この時代に一度ご夫婦であったようです。
当時のあなたはキリスト教崇拝者で、あなたの息子さんは近所の教会の聖歌隊として歌を歌っていました。あなたは聖歌隊で歌っている我が子を見て、とても幸せそうに・誇らしげにしていらっしゃいます。
後にその息子さんは、教会に強く関わる、そして人のためになる仕事をするようになりました。
以上が鑑定の内容でした。
ここでも前回同様、私自身の心に「ピン」と来たことがいくつかありました。
まず今生の私は、宗教関連に一切ご縁がないのですが、なぜかイギリスの大聖堂などに強い興味を持ち、宗教曲や少年聖歌隊が奏でるボーイソプラノをこよなく愛しているということ。
そして大聖堂などには必ずほどこされている、ステンドグラスを見ていると不思議と心が落ち着くので大好きなのです。
前回の記事でお話しましたが、私はマイホームを建てる際、家のデザインは必ず「サンタフェ風」か「ヨーロッパ風」にしようと決めていました。
最終的にはサンタフェのデザインで建てることになったのですが、もしヨーロッパ風にするのであれば、私は絶対に、家中の窓にステンドグラスを埋め込もうと考えていたのです。
主人には、カラフルすぎて嫌だと否定されましたけどね(笑)
そして家の雰囲気は、イギリスで使われている伝統的なチューダー式の家か、もしくはコッツウォルズのような、懐かしみある石造りの家にしたいと思っていたのです。
私は、多くの過去世をヨーロッパで生きていたそうなので、その当時上記のような家に住んでいた可能性は十分にあるような気がしました。
さらに面白いのは、普段恥ずかしいのであまりこのような話はしないのですが、実は私、中世時代のヨーロッパの衣装が本当に大好きで、チャンスさえあればそのような衣装をずっと身に付けていたいなぁ・・・なんて思っている自分がいるのです。
なんかね、中世の衣装を見ていると、「昔、自分はこれを着ていたんだ」というような、何とも言えない不思議な懐かしさを感じるのですよね~。
でも現代ではそのような衣装を身に付ける機会がないので、非常に残念です(笑)
さてさて、ここからが鑑定内容の重要な部分なのですが、私はこの鑑定結果を聞いた時に、ある1人の人物がこの時代の私と深く関わっているのではないか、と感じたのです。
鑑定終了後、その胸の内を、鑑定士の方に思い切って打ち明けてみました(この鑑定は、平成18年12月に依頼したものです)
実は今、あるイギリス人の少年の存在がとても気になっていて、自分でも上手く表現できないのですが、彼に対して何とも言えない不思議な感情があるんです。
今回の鑑定結果の中に出てきたヨーロッパ時代の私の息子は、そのイギリス人の少年と何か関係があるのでしょうか?
と。
すると鑑定士の方は、
う~ん。確かに、あなたはそのイギリス人の少年と繋がりがあるようですね。
ただ、ヨーロッパの過去世に出てきたあなたの息子さんが現在のその少年かは、残念ですが私にはハッキリと見えてきませんね。
でもその少年とは、何かしらのご縁は必ずあると思いますよ。
と答えてくださいました。
私はこの時の過去世を見ていただいたことによって、今生において何の根拠もなく感じていたイギリス人の少年に対する不思議な感情には、過去世の自分と今生の自分とを繋ぐ深い意味がある、ということに気づきました。
この出来事があって以来、私は自分自身の過去世にさらに深い興味を持ち、探求するようになっていきました。そして数々の過去世を深く探求していくうちに、例のイギリス人少年との魂の深い絆を発見し、そこから私自身の隠された魂の真実が明らかになっていったのです。
その後、私は現実では起こりえないような、とても不思議な体験を何度も繰り返すようになりました。それはまるで、「見えない何かの存在に導かれている」といった感じです。
自分自身の潜在意識の中に眠っている魂の記憶。
それは時として、今生で生きている自分自身の人生すべてを変化させるほどの、とても大きな影響力を持っているのです。
前世の記憶は、様々な形となって私達の前に現れています。
物に関する好みや、妙に懐かしく感じるもの。きっとこのお話を読んでくださっているみなさんにも、日常の中でごく自然に現れている、前世からの素敵な「なごり」があるかもしれませんね。
この世は、すべてのものがスピリチュアルな世界です。
自分の内に秘めた素晴らしい潜在能力を開花させ、それらを有意義に活用しながら、今生においても自分本来の魂の本質を輝かせて生きてゆけるといいですね。
さて、こちらのコーナーでは、潜在意識の中に眠っている過去世の記憶が今生の自分にどのような影響を与えているか。ということを私自身の体験談として綴らせていただきましたが、お話の中に出てきたイギリス人少年との過去世の深い魂の物語は、別コーナー「魂のお話~私の運命を変えた1人の少年~」に詳しく載っていますので、ご興味のある方はぜひご覧になってみてくださいね。