
筆者の不思議体験
前世のなごり 1 前編

さて、それでは前回からの続きに入りたいと思います。
今回は、魂(過去世)の記憶が私達の日常に、どのような形で影響を与えているのかをお伝えしてみようと思います。
これまでに幾度も転生を繰り返してきた過去世においての経験は、すべて魂の「記憶」となり、私達の潜在意識の中に眠っています。そして潜在意識の中にある魂の記憶は、日常の、本当に何気ない生活の中にしっかりと形を現しています。
ではここで、私自身の過去世に関する体験談を1つご紹介させていただきますね。
今から3年ほど前のことです。私はある1人のスピリチュアルカウンセラーとお知り合いになり、自分の過去世を視ていただいたことがありました。
前回「スピリチュアルな能力とは」で、色々な能力についてのお話をさせていただきましたが、スピリチュアルカウンセラーをお仕事にされている方達の中にも、様々な能力を発揮される方がいらっしゃいます。
その時私を視てくださった方は、私の「声の波動」から魂の記憶を読み取ったり、カウンセラーの脳裏に浮かび上がってくるビジョンをもとに鑑 定をしてくださいました。
カウンセラーに視ていただいた時に現れた私の過去世のひとつは、「ネイティブ・アメリカン」でした。
私はとある小さな村に住んでおり、その村の長の娘で「シャーマン」というお役目を果たしていました。(シャーマンというのは、自然の神やエネルギーとつながって高次元の存在からメッセージを受け取り、そのメッセージを人々にお伝えするという巫女や祈祷師のようなお役目だそうです)
村のしきたりで私は外の世界へ出ることができないため、夫を婿にもらい、子どもを5人ほど生みました。
その地に生まれたことを誇りに思い、自分の人生を前向きに受け入れていました。そしてシャーマンとしてのお役目をまっとうし、村の中でひっそりとその生涯を終えました。
以上が、教えていただいた内容です。
この過去世を教えていただいた直後、まぁ正直言って私自身はその当時の記憶を覚えていないわけですから、当然実感は何もありませんでした(笑)
とりあえず、それが私の本当の過去世なら・・・と、物好きな私は、早速インターネットで「ネイティブ・アメリカン」について色々調べてみたのです。
まず、ネイティブ・アメリカンと深く関係してくるのが、「ターコイズ」「アロマに使われている、ジュニパーと呼ばれる樹木」「馬」「メキシコ州のサンタフェ」 などなど・・・
さて、ここからは、「え~! 嘘だろ~?」と思わずに読んでくださいね(笑)
当てはまるのです。これが・・・!
まずは「ターコイズ」についてですが・・・
ネイティブ・アメリカンは、悪い魔物から自分達の身を守るため・そして旅の無事を祈るお守りとして、ターコイズを肌身離さず身に着ける習慣があったそうです。
私、昔からターコイズや羽根のついたシルバーアクセサリーが大好きで、ファッションのワンポイントとして、ターコイズをいつも必ず身に付けているのですよね。そして服装自体もウエスタンというか、インディアンを思わせるような格好が大好きでよく着ているのです。
次に、「アロマに使われている、ジュニパーと呼ばれる樹木」についてですが、このジュニパーと呼ばれる樹木は、ネイティブ・アメリカンのシャーマンにとってはとても神聖なもので、祈祷などをする際には必ずジュニパーを燻し、煙をたいて様々な儀式を行っていたそうです。
これも面白いことに、私はアロマで使用するジュニパーの香りがなぜかとても好きで、自宅でアロマをする時にはこの香りをよく使うのです(驚)
私自身ジュニパーにネイティブ・アメリカンが関係しているなんて全然知らずに使っていたものですから、この結果には少し驚きました。
さらに「馬」についてですが・・・
ネイティブ・アメリカンの、日常の移動手段というと、まさに「馬」ですよね。
私達が生きている現代の日本では、そうそう簡単に馬に乗れる機会というものはないと思うのですが、私はこれまでに何度か馬に乗る機会に恵まれているのです。
初めて馬に乗ったのは、私が高校生の時です。
友達数名と行った卒業旅行先にたまたま馬場があり記念にみんなで乗ってみようか、ということになりました。
観光地にある馬場って、だいたいは係の人が馬の横について、決められた場所をただ歩くだけというとても単純なものが多いですよね。しかし私が当時行った馬場は係員ではなく、馬場のオーナーさんが全て乗馬の管理をしていました。
受付を済ませ馬が来るのを待っていると、オーナーさんが馬を連れてやってきて、そこで突如「もし走りたかったら、脇の道路をパ~っと飛ばしてきてもいいよ」と言い出したのです。
それを聞いた私の友達はみんな、「え~! 怖いから歩くだけでいいよ~」と笑って受け流し、決して走ろうとはしませんでした。私自身も馬に乗るのはその時が初めてで、乗り方さえよく分からないのに、一体何を考えていたのでしょうかねぇ・・・
オーナーさんの話を聞いていたら、なぜか無性に「走りたい」衝動に駆られてしまい、気がつくと「ぜひ走らせてください!」と言っている自分がいました(笑)
友達に「なんて無謀なヤツなんだ~」と言われながらも、試しに乗ってみると・・・
なんと・・・! いとも簡単に馬を乗りこなし、走れてしまったのです(驚)
馬と走っている時のスピードはかなりの速さだったと思います。
事の一部始終を見ていた私の友人達は、「初めて馬に乗ったのによくあんなに走れたよね~! 怖くなかったの?」と、大変ビックリしていました。
しかし、不思議なことにその時の私は、馬に乗って怖いという思いよりも、走っている馬との一体感にとても心地の良い懐かしささえ感じていました。
今でも、その馬のことをハッキリと覚えていますよ。「ラッキー」という名前の、とっても美しい白い馬でした (*^^*)
ちなみにその日、馬場に行くことはまったく予想していなかったのですが、私の服装がたまたまウエス タンしていました(笑)
馬に乗ったこともないのに、なぜかあっさりと乗って走れてしまった私。これは、ネイティブ・アメリカンだった頃の、私の魂の経験が今生の私に何か影響していたのかもしれませんね。
では最後のキーワード「メキシコ州のサンタフェ」については、後編にて詳しくお話させていただこうと思います。
(旅行先で、3男君と一緒に乗馬したときに撮影した写真です )

続きは後編へ