
あなたの個性はママの宝物
6 わが家の3男くん

我が家の3男君。
今年の2月で6歳になり、この春ピカピカの小学1年生になりました。
幼稚園に入園した頃は1年間も泣きながら通園していた、とっても甘えん坊で寂しがりやの3男君。それが今では通学班の班長である長男君の後ろにしっかりついて、毎日とても楽しそうに学校へ通っています。
家族の中で一番小さな我が家の3男君は、とっても素直で明るい性格の持ち主です。
ほんの6年前、2人のお兄ちゃんとパパ・ママに見守られながら元気に誕生した3男君は、家族全員の温かい愛情に包まれてすくすくと育ってきました。
お兄ちゃん2人も3男君のことが本当に可愛くて、まだ赤ちゃんだった彼のお世話をよく手伝ってくれたものです。生まれたばかりの頃から2歳前くらいまでは、本当に愛らしく素直で、お兄ちゃん2人の人気者でした。
ところが・・・。そろそろ自我がハッキリと出てくる頃かな。という時期から、なんと彼の性格が激変したのです。
実は3男君。素直で明るい性格の反面、とても我が強く頑固な一面を持ち合わせていました(汗)
例えば、お兄ちゃん達と遊んでいる途中でケンカが勃発したりすると、彼は自分が納得するまではどんなことがあっても絶対にお兄ちゃんに謝ったり・譲ったりすることをしません。そのケンカの原因が、明らかに3男君だったとしてもです。(本当にたちが悪いです。苦笑)
一番上のお兄ちゃんとは4つも年が離れているのに、自分はいつもお兄ちゃん達と同じレベルだと思っているのか、何でもお兄ちゃん達と同じことをやろうとします。そしてそれが上手にできないと、彼はかんしゃくを起こして大騒ぎするのです。
おかげでお兄ちゃん達は、自分のやりたい事ができずにガマンすることもしばしば。
さらに、お兄ちゃん達に対しとても生意気な口を利くことがあるので、「年上に向かってそのしゃべり方は良くないでしょ!」と私に叱られる事はしょっちゅうです。
そんなことを毎日繰り返しているうちに、いつしか3男君についたあだ名。
それは・・・
逆ギレ男。 (笑)
時には彼特有の頑固ぶりを発揮して、家族を困らせることもあります。
私は普段3男君が末っ子だからといって、彼だけを特別に甘やかしたり、彼のやりたい放題にはさせません。兄弟みんな平等に接するようにしているので、それが逆に彼を強く・頑固にさせてしまった部分もあるのかもしれませんねぇ(汗)
本来なら一番小さな3男君の年頃は、まだまだママにたくさん甘えたい時期なんだと思うのですが、私は上2人のお兄ちゃん達の気持ちも考慮して、必要以上に彼だけをひいきすることをしないので、もしかすると心のどこかで「ママにもっと甘えたい」という気持ちがあるのかもしれません。
お兄ちゃん達は小学校をすぎてもパパ・ママと同じ部屋で寝ていましたが、3男君の場合は、幼稚園の頃すでにお兄ちゃん達と子ども部屋で寝るようになっていたり、何をするのも、上のお兄ちゃん2人よりも体験の年頃が早いのかもしれませんね。
兄弟って本当に難しいです。
上には上の言い分や寂しさがあるし、真ん中には真ん中の言い分や寂しさがあるし・・、下には下の言い分や寂しさがあるし・・・。
親の私がどの様に接してあげれば兄弟全員が寂しさや焼きもちを持たずに過ごしてくれるのかなぁ・・・って、時々考えてしまうこともあります。
そんな我が家の3男君ですが、ちょっぴり生意気で頑固なところもあるけれど、家族の誰かが病気などで体調を崩した時、真っ先にそばへ来て、心から私達家族の心配をしてくれるのがこの子です。
小さな瞳をウルウルさせて、「はやくなおるといいね」と優しい声をかけてくれるのが、我が家のかわいい末っ子、3男君なのです。
何だかんだ文句を言いながらも、お兄ちゃん2人と一緒に遊ぶのが本当に大好きな3男君。これからもその優しさと明るさ、そして良い意味で自分を貫き通せる芯の強さを持って、ますます元気に大きくなってくれるといいな。と思っているママなのでした。
ママはいつ・どんな時でも、そんなお茶目な3男君のことが大好きだよ💜
(平成22年5月 記)