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あなたの個性はママの宝物

3 子どもの絶大なるエネルギー

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わが家の3人の息子ちゃん。3人とも面白いくらいに性格が違います。​

毎日様々な表情を見せてくれる子ども達。最近では1日の半分くらいは兄弟ゲンカばかりしていますが(汗)、子ども達が元気に飛び回っている楽しそうな姿は見ていて本当に飽きることがなく、私自身も楽しく元気になってしまいます。

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さて、では本題に入ろうと思います。時は少しさかのぼりますが・・・

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実は、私は子どもを産む前、とっても神経質でマイナス思考な人間でした。まだ起こってもいない先の事ばかりを考え込み、心配してドヨ~んと暗くなってみたり、事あるごとにいつもクヨクヨ悩んでばかり。


自分の未熟さにも気づかずに、自分勝手な態度で過ごしていた頃がありました。

自身の心さえまだ大人になりきれていない状況の中、十数年ほど前に現在の主人と出会い、結婚し、まもなくわが家の長男君が誕生しました。​


長男君を産んでからは、初めての育児をどのようにしたら良いのかがまったく分からず、様々な不安などから子どもを産む前以上に気持ちが敏感になり、主人に色々と当り散らしたことも多々あります。


正直なところ私はわが子を産む前まで、「相手の気持ちを優先させてあげる」ということを、あまりしてきた事がなかったかもしれません。相手のことを考えるよりも、まずは1番に自分の気持ちを優先させることが多かったように思います。

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上記のような私の行動は、きっと大人同士のやりとりの中でなら、ある程度は許されてしまうことってあるのかもしれません。しかし「赤ん坊」という小さな存在には、このような身勝手な行動が通用しないのだということを、私は長男君を育てながら実感しました。

なぜなら赤ん坊というのは、大人の身勝手な都合だったり、気持ちが落ち込んでいるのを回復させるまでなんて、いちいち待ってはくれないからです(笑)


お腹がすけば泣き出すし、オムツが気持ち悪ければまた泣く。寂しくなるとさらに大きな声で泣きじゃくる。子どもは、親がどんな状態であろうと、パパとママに愛情をそそいでもらおうと必死なんですよね。


そんな頼りない・愛おしいわが子を見ていて、「ああ、この子は私がいないと生きていけないんだ。自分の都合ばかり考えていてはダメなんだな」と強く感じました。


​この頃から私は、「相手の気持ちもちゃんと考えて行動に移していく」ということが、自然とできるようになっていったような気がします(*^^*)



そして現在、我が家は子どもが3人になりましたが(女の子もほしい~!笑)、 3人の息子ちゃん達の存在は私に、大人同士の交流だけでは気づくことができない大切なことをたくさん教えてくれます。

子どもってね、本当に心が素直でクリアなんです。ストレートなんです。そして瞳の奥が、とっても澄んでいてキレイなんですよ~。


私はこんな大人であるにも関わらず、子ども達から学んでいることが本当にたくさんあります。

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例えば私が、その時の気分的な感情をむき出しにして怒っていると、それを察知したわが子達は私を気遣うように「ママ、どっか痛いの?」「ママ、大丈夫?」と、優しい声をかけてきてくれます。


そこで、「ああ、自分はなんでこんな小さな子どもに気を遣わせているんだろう」と、私自身の身勝手な一面に気づかされるのです。

それから「子は親の鏡」とはよく言ったもので、親がイライラしその態度をあからさまにさらけ出せば、子ども達も面白いように同じような言動をするようになってきます。その姿を見て、日頃の自分自身の浅はかな言動を反省するのです。


・・・そうそう、こんな出来事もありました。


わが子達を叱った時、それがいくら正当な理由だったとはいえ、大人っていつまでも怒りの感情を沈めることができずに、ダラダラと子どもに対して冷たく接してしまうことってありますよね。


だけど子どもってね、それがないんですよね~。

たま~に、叱られた理由がきちんと理解できていない場合もあるのですが (笑)、それ以前に子ども達って、気持ちをパッと切り替えて物事にいちいちクヨクヨしない前向きな力を持っているんですよね。


今さっき怒られたばかりなのに、そんなことまるでなかったかのように「ママ、これやって遊ぼうよ~!」なんてニコニコしてこられた日には、(こいつ、ほんとに分かってんのか?)なんて思いながらも、いつまでもイライラを引きずってドンヨリしている自分が、なんだかバカらしくなってくるのです (笑)

子どものパワーって、本当にすごいです!


そんな感じでわが子と一緒に過ごしているうち、マイナス思考寄りだった私の心は少しずつ変化していき、相手を気遣う心も養われ、現在の元気ハツラツな私へと変わっていったのであります。


もちろん、大人同士の交流の中から学ばせていただくことも多々ありますが、子ども達の汚れのない「純粋な魂」と接して得るものは、私にとって本当に大きな学びに繋がっているように感じています。


結婚してはや13年。辛い出来事もたくさんありましたが、わが子達の存在があったおかげで、強い心を持って乗り越えてくる事ができました。

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これからもっともっと大きく、たくましくなっていく我が子達。この子達を心の広い、そして明るく前向きな人間に育てていくためには、まずは親である私自身がそのお手本を見せてあげられるような人間になっていくことが大切なのですよね。

「子どもは、育ててくれる親を自ら選んで生まれてくる」と言われています。

この広い宇宙の中で、「この親に育ててほしい」と生まれてきてくれたわが子達。これはどのご家庭にも言えることだと思いますが、私達親はこの世に生命を誕生させた1責任者として、子ども達に恥じないような生き方や子育てをしていきたいですね。


わが子を育てていく中で、この先決して楽なことばかりではないと思いますが、この世で我が子にめぐり合えたことに感謝し、大きな愛情をもって健やかに育てていきたいなと思います。

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